2018年10月1日月曜日

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2018年05月31日

旅の足跡一冊に 水運の歴史も紹介

秋葉街道と天竜川沿いを歩いた旅を本にした小林千展さん◆秋葉街道―天竜川河口180キロ

 信州と遠州を結んだ秋葉街道(国道152号)と天竜川沿いの南北およそ180キロを歩いた長野県原村の小林千展(ちのぶ)さん(61)が、旅の記録をまとめた本「秋葉街道・天竜川 ひとり歩きの旅」(ほおずき書籍)を発行した。小林さんは「歴史や伝統 文化が豊富に残った舞台で感動した。多くの人に魅力を知ってほしい」と話す。

 小林さんは天竜川の源流、長野県の諏訪湖の南東に位置する原村の元職員。昨年春の定年退職を機に、秋葉街道や天竜川沿いを自力で旅したいと思い立った。

 秋葉山本宮秋葉神社(浜松市天竜区春野町)に火よけの札を授かりに行く「秋葉講」の伝統が諏訪地方にもあり「先祖が歩いたかもしれないとロマンをかき立てられた」という。

 昨年4、5月の2回んい分けた旅程で歩いた。長野県の伊那市、大鹿村にまたがる分杭峠を出発、県境を越えて天竜区水窪に入り、高低差のある山あいの道を進んだ。道中では秋葉神社や二俣城跡など名所旧跡も訪ね、計9日間かけて天竜川河口んいたどり着いた。

 本では街道や旧跡の由来、現在の様子を道中に撮影した写真とともに紹介。住民から聞いた話を基に、かつて天竜川が物資の輸送で信州と遠州をつなぐ役割を担い、筏や帆掛け船が往来した歴史なども記した。

我が家に届いた『秋葉街道・天竜川 ひとり歩きの旅』 発刊の動機には、道を案内したり水を分けてくれたりした住民との出会いがあったという。小林さんは「地域の魅力だけでなく、旅を支えてくれた人に感謝を伝えたかった」と話す。

 A5判、200ページ。1000部を作り、一部を浜松市天竜図書館などに寄贈した。価格は1500円(税別)。問い合わせは小林さん=090(1664)2201。(「中日新聞」より)


 私の手元にも、小林さんから『秋葉街道・天竜川 ひとり歩きの旅』が届きました。面白い紀行本です。ぜひ、読んでみてください!

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